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GARDEN JOURNAL

マンションから一戸建てへ|初めて庭を持つ人が陥る外構の落とし穴

外構コラム公開 / 更新
マンションから一戸建てへ|初めて庭を持つ人が陥る外構の落とし穴

「マンションから一戸建てへ住み替える」。憧れのステップですが、実は住まいの管理方法そのものが根本的に変わるタイミングでもあります。これまで管理会社がやってくれていたことを、これからは敷地内すべて自分で担うことになるからです。YouTubeチャンネル「ミワの庭【外構デザイナー】」の動画では、外構のノエル千葉木更津店の担当・中島秀人が、マンションから戸建てに移った方が知らずに選んでしまう「外構の落とし穴」について語っています。この記事では、その内容を外構のノエル千葉木更津店の編集部が解説記事として再構成しました。

この記事の要点

  • マンションと戸建ての最大の違いは「敷地に対する自己管理」。共用部の掃除や設備交換まで自分の仕事になります。
  • 戸建てリフォームで最も多い要望は、手がつけられなくなった植栽の撤去。植える前に管理の手間を想定しておくことが重要です。
  • 天然芝は魅力的ですが、草刈りなどの手入れに加えて虫が増えるという見落としがちな側面があります。
  • 駐車場の屋根は「今までなかったからいらない」と直感で決めず、子育て期の雨や夏の車内温度まで含めて検討します。
  • デッキは「何をしたいか」を2段階掘り下げ、目隠しまで一緒に計画しないと使われない空間になります。
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目次

マンションと一戸建ての一番大きな違いは「敷地の自己管理」

袖ケ浦市の参考施工写真:道路に面した駐車スペース
参考施工写真|袖ケ浦市・道路に面した駐車スペース。施工事例の詳細を見る

動画の冒頭で語られていたのは、マンションと一戸建ての違いは間取りや広さではなく、敷地に対する自己管理の範囲だという話でした。

マンションでは管理費を払い、共用部にかかる手間や費用を入居者全員でカバーし合う仕組みになっています。廊下の掃除も、共用部の電球交換も、電話をすれば管理会社が対応してくれる。動画では「自宅部分以外に関してはすごく楽だった」という実感が語られていました。

これが一戸建てになると、敷地に対して全部自分でやることになります。門から玄関までのアプローチ、駐車場、庭、境界部分の手入れ、落ち葉や雑草の処理まで、すべてが自分の仕事です。動画では「生活が大きく変わるのが、思っていたよりも大変だとおっしゃる方が多い」という印象が語られていました。

管理の範囲がどう変わるかを整理する

管理の範囲がどう変わるかを整理する:計画の確認ポイント計画の確認ポイント01暮らし方02敷地の条件03優先順位
考え方の図解|管理の範囲がどう変わるかを整理する
項目 マンション(賃貸・分譲) 一戸建て
共用部の掃除 管理費の範囲で管理会社が対応 敷地内はすべて自分で対応
設備の不具合 連絡すれば管理会社が手配 自分で業者を探して手配
植栽・草 共用の植栽は管理側 植えた分だけ手入れが発生
防犯 オートロックなど建物側の仕組みがある場合も 敷地への出入りは自分で対策
空間の自由度 上下左右への音などに配慮が必要 自分の色でプライベート空間を作れる

この表のとおり、手間は増える一方で自由度は大きく上がります。動画でも「プライベートな空間を自分の色で作り上げられるのは、マンションにはない絶対的な魅力」とまとめられていました。だからこそ、手間の増え方を織り込んだうえで外構を計画することが、後悔を防ぐ第一歩になります。

そもそも何から手をつければいいか分からないという方は、別記事「新築外構は何から始める?木更津で理想の庭をつくる6つのステップ」で、相談から着工までの流れを整理しています。

一戸建てのリフォームで一番多い要望は?答えは「植栽の撤去」

館山市の参考施工写真:植栽とフェンスを組み合わせた庭
参考施工写真|館山市・植栽とフェンスを組み合わせた庭。施工事例の詳細を見る

動画のなかで、将来を考えるうえで参考になる話として挙がっていたのが、外構リフォームで最も多い要望です。それは「直したい」「増やしたい」ではなく、手がつけられなくなった植栽関係を排除したいという相談だといいます。

庭木は植えた瞬間が完成形ではありません。年々大きくなり、剪定の手間も、落ち葉の処理も増えていきます。管理しきれなくなった結果、「一掃してきれいになくしてしまいたい」という依頼につながる、という流れです。

一方で動画では、「最近の外構屋さんが植えるような植栽で、手に負えないところまでなっている方は数少ない」という指摘もありました。つまり問題は緑そのものではなく、維持できる量と種類を選べているかです。新築の計画段階では、次のような視点を持っておくと安心です。

  • 手入れに使える時間が、月にどのくらい取れるか
  • 大きくなる木を、どこまで自分で剪定できるか
  • 落ち葉が隣地や道路側に落ちない配置になっているか
  • 緑が欲しい範囲を、あらかじめ限定できているか

天然芝のデメリットは?手入れの手間と「虫が増える」問題

袖ケ浦市の参考施工写真:タイルデッキと人工芝
参考施工写真|袖ケ浦市・タイルデッキと人工芝。施工事例の詳細を見る

初めて庭を持つ方が憧れる代表格が天然芝です。動画でも「気分的には全然違うので、天然芝はおすすめしたいところ」と前置きされていました。そのうえで語られていたのが、お客様との相談で必ず確認するポイントです。

天然芝と言われた方に手入れの内容を説明すると、多くの方がそこで悩まれるといいます。動画では「それでもやりたいという強い熱がある方なら一緒に頑張りましょうと言えるけれど、迷いが出るならやめましょうと伝える」という判断軸が示されていました。

見落としがちなのは「虫が増える」こと

もうひとつ、動画で強調されていたのが天然芝を入れると自然なエリアが増えるので虫が増えるという点です。人工芝と比べても差は大きい、という会話が交わされていました。房総エリアのように自然が豊かな環境では、そもそも飛んでくる虫の量も多くなります。

ここで大事なのは「だから天然芝はダメ」ではありません。動画ではプランターから始めて少しずつ広げていくという現実的な選択肢が提案されていました。最初から全面を芝にせず、手入れの体験値を積んでから範囲を広げる考え方です。

芝を選ぶなら「芝刈り機が通るか」まで考える

動画の後半では、実際に天然芝を敷いた施工例の話が出てきます。中島が意識していたのは、芝刈り機が通ることまで想定して、周辺の設備との高さを変えておくという設計上の配慮でした。

この差は図面を見ただけでは分かりません。動画では「お客様にはそこまで詳しく伝えていないけれど、半年後や1年後に気づいてもらえればいい」という言い方をしていました。小さな気遣いの積み重ねで使い勝手が変わるという考え方は、外構業者を選ぶときの判断材料にもなります。

駐車場の屋根は「今までなかったからいらない」で決めていい?

木更津市の参考施工写真:カーポートと駐車スペース
参考施工写真|木更津市・カーポートと駐車スペース。施工事例の詳細を見る

動画で別の切り口として挙がっていたのが、マンションに住んでいた方の駐車場の屋根を欲しい/欲しくない問題です。憧れていた人もいる一方で、「屋根のない生活でやってきたからいりません」と言う方も多い。ここを直感で決めないほうがいい、というのが動画の主張でした。

実例として語られていたのは、屋根のない環境で育ち、結婚したばかりの頃も屋根がなく、そのまま新築したという話です。結果として奥様に指摘されたそうです。理由は子どもが小さい時期の雨の日。買い物帰りに子どもを抱っこして荷物を運ぶ状況は「手が8本ほしい」ほど大変で、その時期は確実に訪れるという話で盛り上がっていました。

反対に、動画では「屋根で家が隠れるのが嫌だ」という価値観も紹介されています。どちらが正しいということではなく、デザインの好みと暮らしの負担、その両方を天秤にかけたかが分かれ目です。

夏の車内温度が変わるという実感

屋根の役割は雨よけだけではありません。動画では遮熱の話が出ていました。日射を遮るタイプの屋根材の下は「恐ろしいくらい涼しい」「全然違う」と語られており、屋内駐車場のあるスーパーが夏場に選ばれやすい理由と同じ理屈だ、という例えも紹介されています。買い物から戻ったときの車内温度が違う、というのは実感しやすいポイントでしょう。

屋根の有無に限らず、どこに予算を寄せるかで満足度は大きく変わります。予算配分の考え方は「新築外構の優先順位の決め方|予算配分で後悔しないポイント【木更津】」で詳しく解説しています。

一戸建ての防犯はマンションと同じ感覚で大丈夫?

一戸建ての防犯はマンションと同じ感覚で大丈夫?:計画の確認ポイント計画の確認ポイント01暮らし方02敷地の条件03優先順位
考え方の図解|一戸建ての防犯はマンションと同じ感覚で大丈夫?

動画でとくに印象的だったのが、防犯の話です。マンションはオートロックなど、建物側で守られている造りが多い。一方で一戸建ては、入ろうと思えば敷地内に入れてしまうという違いがあります。

動画では千葉のエリアでの実感として、知らない方が敷地内で座っていることが珍しくないという話が語られていました。悪意があるわけではなく、ただ休むために座っている、野菜を持ってきてくれた、という善意のケースもある。ただしインターホンを押して挨拶する習慣がない方もいて、そのまま玄関前まで来てしまうこともあり、網戸越しに声をかけられて驚く、という状況も起こり得ます。

東京や神奈川から移住されてきた方と話すと、この点に驚かれる方が多い、というのも動画で語られたエピソードです。悪気の有無にかかわらず、敷地内に自由に入られる状態はリスクだという整理は、住み替え前に知っておきたい情報です。

「閉じるところは閉じる」という設計判断

「閉じるところは閉じる」という設計判断:条件をそろえて考える条件をそろえて考える01希望を整理02条件を確認03相談して判断
考え方の図解|「閉じるところは閉じる」という設計判断

動画で示された対策の方向性は、次の2つです。

  • 閉じるところは閉じる:門扉や仕切りで、敷地内に自然と入られない動線をつくる
  • 見える仕組みをつくる:防犯カメラや、玄関の電子錠と連動してスマートフォンから確認できる機器を活用する

動画では、柱と一体化してカメラに見えないほどデザイン性の高い製品が出てきている、という話も紹介されていました。防犯設備を「いかにも」な見た目にしなくても成立する時代になっている、ということです。

さらに動画では、物価の上昇にともなって犯罪も増えていくのではないかという個人的な見解を前置きしつつ、防犯対策は備えあれば憂いなし。失うもののほうが大きいので予算をかけてもいい部分だという意見が述べられていました。費用は敷地条件やご要望によって異なるため、具体的な内容は現地を見たうえでの相談が前提になります。

デッキが「使わない空間」になるのはなぜ?イメージ先行の落とし穴

富津市の参考施工写真:屋根のあるデッキ空間
参考施工写真|富津市・屋根のあるデッキ空間。施工事例の詳細を見る

マンションから戸建てへ移る方に多いのが、イメージが先行してしまうケースです。動画では「一軒家があって、お庭があって、バーベキューをして」というイメージだけが先行し、実際には何もやっていない人が結構多いのではないか、と問題提起されていました。

理由のひとつは「本当に好きな人しか自宅ではやらない」から。施設に行ったほうが楽、という現実もあります。ただし動画では、もうひとつの理由として外構業者側の責任が挙げられていました。

「ウッドデッキが欲しい」で終わらせない

「ウッドデッキが欲しい」で終わらせない:計画の確認ポイント計画の確認ポイント01暮らし方02敷地の条件03優先順位
考え方の図解|「ウッドデッキが欲しい」で終わらせない

お客様から「ウッドデッキが欲しい」「タイルデッキが欲しい」と名指しでご要望が出ることは多い。しかし、そこで話が終わってしまう業者が非常に多いというのが動画での指摘です。「そこで何をしたいのか」を聞いても、「なんとなく」「夢だった」という段階で止まってしまう。もう一歩踏み込んでも、食事やバーベキューくらいまでで終わる、というわけです。

ここで必要になるのが、「ここにはちゃんと目隠しをしましょうね」という提案です。動画では、この一言が出ない業種が非常に多い、言われたことだけを形にする作業になっていて、その先の想像力がない、と語られていました。中島はこれを「気の利かない営業」という言葉で表現しています。

実際に動画収録日に撮影した2件のルームツアーでは、どちらも塀がしっかりしていて、どちらもタイルデッキがあり、どちらも目隠しによるプライベートな空間ができていたと紹介されていました。これが「ちゃんと使える空間」だという評価です。

逆に、何十万円・何百万円とかけたデッキが、数年後に行ってみたらサンダルが置かれているだけの場所になっていた——動画ではこれを「めちゃくちゃ悲しい」「本末転倒」と表現しています。使う仕組みまで提案してもらえないと損をするというのが結論です。

提案書を受け取ったときに、どこを見て判断すればいいのかは「新築外構は提案内容をどう見る?自分たちに合ったプランを見極めるポイント【木更津】」でまとめています。イメージのズレを防ぐ具体策は「外構工事で後悔しないために|イメージのズレを防ぐ7つのポイント【木更津】」も参考にしてください。

要望を「2段階掘り下げる」ヒアリングとは

要望を「2段階掘り下げる」ヒアリングとは:計画の確認ポイント計画の確認ポイント01暮らし方02敷地の条件03優先順位
考え方の図解|要望を「2段階掘り下げる」ヒアリングとは

動画の終盤で中島が語っていたのが、最近プランニングで意識していることです。それはお客様の使い方のご希望を、もう2段階ほど掘り下げるという姿勢でした。

例に挙がっていたのは洗車です。「洗車したい」で止めず、どこまで洗車したいのかを聞く。ただ水をかけてブラシでこするだけで終わりなのか、拭き上げまでこだわってやるのか。その答えによって、水栓の位置や種類を変えたほうがいいという判断につながります。

図面上ではお客様が気づけない部分は必ずあります。動画では「自分たちですら、ごちゃごちゃした電気図を確認しながら見ているのに、初めての方が全部把握しているのは珍しい」と率直に語られていました。だからこそ経験から来る提案が必要で、「もっとこうしたほうがいいのに」という提案ができなくなったら終わりだ、というのが中島の言葉です。

相談前に整理しておくと役立つこと

相談前に整理しておくと役立つこと:条件をそろえて考える条件をそろえて考える01希望を整理02条件を確認03相談して判断
考え方の図解|相談前に整理しておくと役立つこと
  • いま感じている不便を、状況までセットで書き出す(例:雨の日に荷物と子どもを同時に運ぶのが大変)
  • やりたいことを「誰が・どのくらいの頻度で」まで具体化する
  • 手入れに使える時間を正直に伝える
  • 見られたくない方向、視線が気になる場所を共有する
  • 数年後の家族構成の変化(子どもの年齢、車の台数)を伝える

この5点が共有できていれば、提案の精度は大きく変わります。木更津市周辺の敷地条件を踏まえた考え方は「木更津の新築外構・庭づくり完全ガイド|地域特性を活かす設計ポイント」でも紹介しています。また、住宅本体で迷いやすい部分は「注文住宅でいらないオプション10選|外構のプロが解説」も合わせてご覧ください。

相談は「早め」が正解。外構から考える家づくり

相談は「早め」が正解。外構から考える家づくり:条件をそろえて考える条件をそろえて考える01希望を整理02条件を確認03相談して判断
考え方の図解|相談は「早め」が正解。外構から考える家づくり

動画で繰り返し語られていたのが、マンションやアパートからの引っ越し・新築を検討している方は、外構業者へ早めに問い合わせてほしいというメッセージです。理由はシンプルで、将来的な計画と、生活がどう変わるかを一緒に考える時間が必要だからです。

「今までなかったからいらない」と決めた設備が、数年後に必要になることもあります。反対に、憧れで入れた設備が使われないままになることもあります。どちらも、住み替えによって暮らし方が変わるという前提を織り込めていないと起こります。

外構のノエル千葉木更津店では、敷地条件やご家族の暮らし方を伺いながらプランをご提案しています。実際の仕上がりは千葉木更津店の施工事例でご覧いただけます。ご相談は公式LINEでのご相談から受け付けています。千葉市エリアは外構のノエル千葉中央店が担当しています。

まとめ:住み替えで変わるのは「間取り」ではなく「管理と暮らし方」

館山市の参考施工写真:屋外で過ごす庭の空間
参考施工写真|館山市・屋外で過ごす庭の空間。施工事例の詳細を見る

マンションから一戸建てへの住み替えで後悔を防ぐ最大のポイントは、敷地の管理が全部自分の仕事になるという前提で外構を計画することです。

この動画で語られていた要点を改めて整理します。管理会社がやってくれていたことを自分で担うため、メンテナンスの手間が発生する。だから植栽や天然芝は「維持できる量」から始める。駐車場の屋根は、これまでの経験ではなくこれからの暮らしで判断する。防犯は建物側に守られていた環境との差を理解して、閉じるところは閉じる。そしてデッキは「何をしたいか」を2段階掘り下げ、目隠しまでセットで考える。

同時に、動画では一戸建ての魅力も強調されていました。プライベートな屋外空間を自分の色で作り上げられることは、マンションにはない価値です。クローズの仕方はいろいろあり、やり方ひとつでしっかりしたプライベート空間になります。

外構から考える家づくりを検討される方は、ぜひ元動画もあわせてご視聴ください。実際の会話のテンポのなかに、資料では伝わりにくい判断のニュアンスが詰まっています。

(この記事は、外構のノエル千葉木更津店の編集部が、担当・中島秀人が出演したYouTube動画の内容をもとに構成しました。)

本記事で扱う動画の話題・発言内容の一次情報は、ノエル公式YouTubeチャンネルの元動画「【安易に決めるな!】理想のイメージが後悔のもと…プロが危惧する理由と解決策【新築外構/注文住宅/家づくり】【ノエル静岡藤枝・三島店|ノエル千葉中央・木更津店】」です。YouTube動画は商品価格・メーカー仕様・廃番・法令の公式根拠ではありません。これらは記事内に明示した各メーカー・行政の公式URLで確認し、費用は現地調査後のお見積りでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

マンションから一戸建てに移ると、外構で一番変わるのは何ですか?

敷地に対する自己管理の範囲です。マンションで管理会社が担っていた共用部の掃除や設備対応が、戸建てでは敷地内すべて自分の仕事になります。手入れの手間を前提に計画することが後悔を防ぐ鍵です。

天然芝はやめた方がいいのでしょうか?

やめた方がいいとは限りません。動画では、手入れの内容を聞いて迷いが出るなら見送り、強い希望があるなら進めるという判断軸が語られていました。自然なエリアが増えるため虫が増える点も踏まえ、プランターから少しずつ始める方法も紹介されています。

駐車場の屋根は本当に必要ですか?

これまで屋根がなかった経験だけで判断しないことをおすすめします。子どもが小さい時期の雨の日の荷物運びや、夏場に日射を遮ることで車内温度が変わる効果があります。デザインの好みと暮らしの負担を両方比べて決めましょう。

ウッドデッキやタイルデッキが使われない空間になるのを防ぐには?

「そこで何をしたいか」を2段階ほど掘り下げ、視線が気になる方向に目隠しを計画することです。動画でも、目隠しの提案が出ない業者が多く、使う仕組みまで提案してもらえないと損をすると指摘されていました。

戸建ての防犯対策は何から考えればいいですか?

敷地内に自然と入られない動線をつくること(閉じるところは閉じる)と、防犯カメラなどで状況が見える仕組みをつくることの2方向です。費用は敷地条件やご要望により異なるため、現地を見たうえでのご相談をおすすめします。

出典動画・動画の詳細

動画の見どころ(クリックで再生)

  • 0:00 今回のテーマと導入
  • 1:03 マンションと戸建ての違い
  • 2:47 リフォームで多い植栽の撤去
  • 3:22 天然芝の手入れと虫問題
  • 4:34 駐車場の屋根は必要か
  • 7:00 遮熱と車内温度の話
  • 7:15 戸建ての防犯リスクと対策
  • 9:55 使わないデッキを防ぐ提案
動画の内容を詳しく読む
編集済み文字起こし

動画の字幕を読みやすく整えた内容です。商品仕様・数値は動画と一次情報をご確認ください。

どうも、千葉中央・木更津店の中島です。本日は「マンションから戸建てに住み替え、初めて庭を持つ人が知らずに選んでしまう外構の落とし穴」というテーマでお話しします。千葉県エリアで都心からの引っ越しを考えている方、今マンションにお住まいの方も多いと思います。

まずマンションと一戸建ての大きな違いは、敷地に対しての自己管理です。私もマンションに住んでいましたが、めちゃくちゃ楽でした。共用部分の掃除をそこまでしなくてよく、電球交換も電話すれば管理会社が対応してくれる。マンションは管理費を出して共用部分をみんなでカバーし合う考え方が一般的です。戸建てになると敷地に対して全部自分でやることになる。生活が大きく変わるのが思っていたより大変だとおっしゃる方が多い印象です。

それでも戸建てを選んだのは、子どもが小さかったので自由に過ごさせてあげたかったから。マンションだと上下階や左右の音も気になり、タイヤ付きの乗り物も乗らせづらかった。そもそも千葉県は敷地に余裕がある家が多いので、戸建ての方が圧倒的に多いと思います。

戸建てはリフォームが参考になります。直したい、なくしたいという中で圧倒的に多いのは、手がつけられなくなった植栽関係を排除したいというご要望です。昔の庭がそうなりがちで、最近の外構屋さんが植えるような植栽でそこまで手に負えなくなっている方は少ないと思います。

天然芝は気分が全然違うのでおすすめしたいところですが、手入れの内容をお伝えすると迷われる方がいます。強い熱がある方なら一緒に頑張りましょうと言えますが、迷いが出るならやめましょうとお伝えします。付随して言うと、天然芝を入れると自然なエリアが増えるので虫が増える。これは見落としがちです。人工芝と比べても圧倒的に違います。それくらい自然が豊かなエリアなので、プランターから少しずつ始めてもいいと思います。

違う方面では、マンションに住んでいた方の「駐車場の屋根が欲しい・欲しくない」問題があります。憧れていた人もいるし、なかったからいりませんという方もいる。ここは直感で決めない方がいい。私の前の家にも妻の実家にもなく、そのまま新築したら妻に指摘されました。子どもが小さい時、雨の日に子どもを抱っこしてスーパーから帰るのは本当に大変で、手が8本ほしい時期は絶対にあります。一方で屋根で家が隠れるから嫌だという考え方もあります。

今までなかったからいらないという方でも、生活が変わって欲しくなることがあります。夏場は遮熱が大事で、日射を遮る屋根材の下は恐ろしいくらい涼しい。屋内駐車場のあるスーパーは夏の売上が上がると思うんです。帰ってきたときの車内温度が全然違うから。引っ越しや新築を検討されている方は、外構屋さんに早めに問い合わせて、将来の計画や生活の変化を一緒に考えていければと思います。

防犯面では、マンションはオートロックなどで守られた建物が多い。戸建ては入ろうと思えば入れてしまう。千葉のエリアだと知らないおじちゃんが敷地内にいるのは割と普通です。良くも悪くも地域性で、新しい人が入ってくると物珍しくて見ている人が多い。今は防犯カメラも車のセキュリティもいろいろ出ていて、柱と一体でカメラか分からないくらいかっこいいものや、玄関の電子錠と連動して携帯で見られるものもあります。

東京や神奈川から移住されてきた方も驚かれます。知らない方が敷地内で座っているとか。悪気がなくて、ただ休むために座っている。インターホンを押して挨拶する習慣がない方も多く、玄関前まで来てしまう。網戸越しに「野菜持ってきたよ」と声をかけられることもある。敷地内に入られるのはリスキーなので、閉じるところは閉じた方がいい。個人的には物価の上昇に伴って犯罪率も上がると思っています。備えあれば憂いなしなので、ご予算をかけてもいい。失うものの方が大きいと思います。

あとはイメージが先行している方が多い。一軒家があってお庭があってバーベキュー、というイメージだけ先行して実際は何もやっていない人が多いのでは。ただ外構屋さんのせいもあって、ウッドデッキやタイルデッキが欲しいと名指しでおっしゃるお客様に何をしたいか聞くと「なんとなく」「夢だった」という方もいる。もう一歩踏み込んでも食事やバーベキューくらいまで。私たちサイドからすると「ここにはちゃんと目隠しをしましょうね」と提案すべきで、それが出ない業種が多い。言われたことだけ形にする、その先の想像力がない業者はいます。動画内で言っている「気の利かない営業」がそれに当たります。図面上で気づけなかった小さな気遣いの積み重ねで使い勝手が変わります。

今日はルームツアーの撮影を2本しましたが、どちらも塀がしっかりしていて、タイルデッキがあって、目隠しのプライベートな空間ができていた。これがちゃんと使う空間です。何十万、何百万かけて使わないスペースになるのでは本末転倒。使う仕組みを提案してもらわないと損をします。

今日の例では天然芝を敷いていますが、芝刈り機が通ることまで考えて周辺の設備と高さを変えています。お客様にはそこまで伝えておらず、半年後や1年後に気づいてもらえればいい。だから最近は、使い方のご希望をもう2段階くらい掘り下げたいと意識しています。洗車したいだけでなく、どこまで洗車したいのか。水をかけてブラシで擦って終わりか、拭き上げまでこだわるのか。それで水栓も変えた方がいい。経験から来る提案ができなくなったら終わりだと思っています。

一番お伝えしたかったのは、マンションで管理会社がやってくれていたことを戸建てでは全て自分で管理するということ。メンテナンスの手間や隣人とのことは戸建てにつきものです。一方でプライベートな空間を自分の色で作り上げられるのは贅沢極まりない。クローズの仕方もいろいろあり、やり方一つでプライベート空間になる。マンションにはない絶対的な魅力です。本日も最後までご視聴ありがとうございました。

動画の出演者・解説者

中島秀人(外構のノエル千葉木更津店・外構のノエル千葉中央店 担当/2nd space株式会社)
千葉県木更津市を拠点に、新築外構・エクステリア・お庭づくりのプランニングから現場管理までを担当。外構のノエル公式YouTube「ミワの庭【外構デザイナー】」に出演し、代表の三輪禎希と外構の考え方を発信しています。

この記事は出演動画と店舗の公式情報をもとに、当店編集部が構成しています。動画の内容と一般的な補足を区別して掲載しています。

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