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GARDEN JOURNAL

カーポートを削って高級感を出す外構15選|予算配分の考え方

外構コラム公開 / 更新
カーポートを削って高級感を出す外構15選|予算配分の考え方

新築の外構打ち合わせで必ず話題になるのが「カーポートを付けるかどうか」です。雨に濡れずに乗り降りできる便利さは確かに魅力ですが、その予算を丸ごと別の場所に振り替えると、家の見え方がまったく変わることをご存じでしょうか。今回ご紹介するのは、YouTubeチャンネル「ミワの庭【外構デザイナー】」で公開された、カーポートの予算を削って高級感・存在感を出す家づくりの方法15選という動画です。外構のノエルの静岡・香川のデザイナーと、外構のノエル千葉木更津店の中島の3人が、実際の現場感覚で語り合った内容を、当店編集部が読みやすく再構成しました。

この記事の要点

  • カーポートに充てる予算を庭や門まわりへ振り替えるだけで、外構全体の見え方は大きく変わります。
  • 高級感の決め手は照明・大判タイル・天然石・植栽の4要素で、面積よりも素材と光の入れ方が効きます。
  • 庭側はタイルデッキとテラス屋根を組み合わせると、雨の日も使える第二のリビングになります。
  • 目隠しは一般的な高さより上げると、リビングに立っても視線が切れてクローズ外構の満足度が上がります。
  • 駐車場は意匠性のある塗り床仕上げや駐車場用の大判タイルで、コンクリート一択から脱却できます。
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目次

なぜ「カーポートを削る」という発想が出てくるのか

木更津市の参考施工写真:カーポートと駐車スペース
参考施工写真|木更津市・カーポートと駐車スペース。施工事例の詳細を見る

カーポートは外構工事の中でも金額の大きい設備です。特に千葉県内では2台用のサイズが求められることが多く、本体と施工費を合わせると外構予算のかなりの割合を占めてしまいます。費用感の全体像については別記事『外構工事の費用相場は?千葉・木更津のリアルな予算感を解説』で詳しく書いています。

動画で共通していたのは、「そのご予算をどこに振るかという話」という視点です。カーポートをやめること自体が目的ではなく、同じ金額を庭・門まわり・照明・駐車場の仕上げに回したときに、暮らしの満足度と家の印象がどれだけ上がるかを比較して決める。この考え方が15の方法すべてに通っています。

車を大切にしたい方、通勤で毎日乗り降りする方にはカーポートが最適解になることもあります。動画でも「車への重要度が低い人であれば」という前提で語られていました。まずはご自身の暮らし方の優先順位を確認することが出発点です。

門まわりで高級感を出す方法|目隠し・ゲート・大判タイルの門柱

袖ケ浦市の参考施工写真:タイルデッキと人工芝
参考施工写真|袖ケ浦市・タイルデッキと人工芝。施工事例の詳細を見る

1. 背の高い目隠しで家の前を囲う

最近は目隠し用の建材の種類が増え、デザイン性の高いものが選べるようになりました。背の高い目隠しを家の前面に立てて囲うことで、外からの視線を切りながら、正面からの見え方に奥行きと重厚感が生まれます。

2. エントランスにゲート(くぐり門)をつくる

玄関へのアプローチにゲートを設ける方法です。動画では、ゲートは工事費を含めても見た目の印象ほど費用がかからず、実際より高そうに見えるという点が指摘されていました。予算に余裕があれば、ゲートにダウンライトを仕込んだり、スクリーンや格子を組み込める仕様にしたりすると、さらにアレンジが効きます。「くぐる」という動作が一つ加わるだけで、家に入る体験そのものが特別になります。

3. 門柱を大判タイルで仕上げる

門柱の仕上げ材として人気なのがタイルです。動画で話題になったのは、一般的によく使われるサイズではなく、より大判のタイルを選ぶという選択肢。目地が減って面としての迫力が出るため、同じ門柱でも高級感がまったく違うという体験談が語られていました。カーポートを取るか門柱を取るか、という比較の俎上にのぼるほど、門柱は第一印象を左右する部位です。

庭に予算を振るとどう変わる?タイルデッキとテラス屋根

富津市の参考施工写真:屋根のあるデッキ空間
参考施工写真|富津市・屋根のあるデッキ空間。施工事例の詳細を見る

4. お庭空間を充実させる

前面道路側の駐車場とファサード(玄関まわりの家の顔)は、ご近所からの第一印象を決める大切な場所です。ただし、そこで予算を使い切ってしまうのはもったいないというのが3人の共通見解でした。住宅価格の上昇で建物がコンパクトになりがちな今、リビングから続く屋外の空間をつくっておくと、室内と一緒には使えなくても「広がった空間」として感じられます。

5. タイルデッキ・モルタルテラス+ラグで仕上げる

掃き出し窓からの繋がりを考えると、タイルデッキは今も人気です。予算を抑えたい場合は、コンクリートで仕上げたモルタルテラスという選択肢もあります。素っ気なくなりがちな部分は、屋外用のラグマットを敷いて、白いコンクリートやグレーのモルタルに布の質感でアクセントを加えるとよい、という実践的なアイデアが紹介されていました。

6. テラス屋根をかけて雨の日も使える空間に

「屋根をつくる」という工事内容は同じでも、守る対象を車から自分たちの居場所に変えるのがこの方法です。タイルデッキの上にテラス屋根を設け、ダウンライトまで入れる。さらに囲いまで設ければ、雨の日でもそこでお茶を飲める空間になります。タイルデッキだけで終わってしまい、雨の日は外に出られないという状態を避けられるのは大きな価値です。

照明を増やすだけで高級感が出るのはなぜ?

袖ケ浦市の参考施工写真:植栽と照明のあるアプローチ
参考施工写真|袖ケ浦市・植栽と照明のあるアプローチ。施工事例の詳細を見る

7. 照明の本数を増やす

高級ホテルやマンションのエントランスがかっこよく見えるのは、しっかり照明が入っているからです。動画では「どんなに立派なエントランスをつくっても真っ暗闇だったら、そこまでパリッとしない」という言葉がありました。ガラス、タイル、植栽といった素材を引き立てているのは光です。一般住宅でも照明を数か所増やすだけで印象は変わります。

8. フロート仕様+間接照明で浮いて見せる

中島が動画で挙げていたのが、フロート階段の考え方をデッキに応用する方法です。タイルデッキの足元をぐるっとフロート仕様にして下から照らすと、デッキの上にいる自分たちが浮いているような感覚になります。ほかにも、建物の水切りのわずかな隙間にテープライトを仕込み、その下に植栽を入れるという事例も語られていました。造作を増やさずに家そのものが浮いたように見せる手法です。来客が驚くポイントになります。

素材と職人技で差が出る|乱形石・小物・植栽・高低差

富津市の参考施工写真:手すりを備えた階段
参考施工写真|富津市・手すりを備えた階段。施工事例の詳細を見る

9. 乱形石など天然石を使う

天然石は、加工と職人のセンスがそのまま仕上がりに出る材料です。動画では、石を機械で直線的に切る方法と、専用の道具で手で割っていく方法とで、細部のディテールがまったく変わると語られました。手で割る方が自然な風合いが出る一方、作業スピードは大きく変わるため、その技術に対する価値を理解して依頼することが大切です。目地についても、決めた寸法からわずかしかずれないように揃える丁寧な仕事と、幅がばらばらな仕事では仕上がりの格が変わります。

10. 小物・ガーデンファニチャーを充実させる

プランター、ガーデンファニチャー、ラグマット、クッション、ランタン。意外と手をつけない方が多い部分ですが、ここを充実させると空間の印象は大きく変わります。ご自宅のタイルデッキがカフェテラスに案内されたような雰囲気になるという表現の通り、家具を置くだけで使い方が生まれます。外構本体を削った分をこうした小物に回せば、金額以上の価値に見せることができます。

11. 動線に沿って植栽を増やす

シンボルツリー1本でも立派ですが、植栽計画を立てて動線に沿って本数を増やすと、建物全体を見たときの完成度が上がります。照明とグリーン、石を組み合わせた演出まで含めて計画すると、外構の表情が一気に豊かになります。庭の維持管理まで見据えた樹種選びについては『手入れが楽な庭づくりのポイント|木更津の外構専門店が解説』もあわせてご覧ください。

12. あえて高低差をつくる

玄関ポーチから地面までの階段を最小限で終わらせず、あえてアプローチまで段を伸ばす、玄関ポーチそのものを大きくするといった方法です。やらなくても住めるけれど、あえてそこにお金をかける。それが贅沢さにつながり、建物と外構が一緒に考えられた一体感のある佇まいになります。

プライバシーを高める目隠しのメリットとデメリットは?

木更津市の参考施工写真:木目格子を使った目隠し
参考施工写真|木更津市・木目格子を使った目隠し。施工事例の詳細を見る

13. 庭の目隠しを高く設定する

富津市の参考施工写真:芝生と舗装を組み合わせた庭
参考施工写真|富津市・芝生と舗装を組み合わせた庭。施工事例の詳細を見る

目隠しの高さは一般的な範囲に収まることが多いのですが、広いお庭ではそれでも心もとなく感じることがあります。動画では、一般的な高さよりさらに上げるとリビングの床に立ったままでも視線が切れると説明されていました。住み始めてから高さを比べる機会はないので判断が難しい部分ですが、プライベート空間の質を大きく左右します。

注意点として挙げられていたのが、一部分だけを極端に高くすると、そこだけ異様な雰囲気になってしまうこと。やるのであれば通しで高さを揃えるのが基本です。相応の費用はかかるため、まさにカーポートの予算を振り替える候補になります。

14. 素材選びと隣地への配慮

目隠しの素材は、完全目隠しタイプのフェンス、ブロック、化粧仕上げの壁など選択肢があります。ブロックや壁は重厚感が出ますが、施工の際に隣地へ立ち入る必要が出るケースもあります。その点、フェンスなら敷地内だけで工事できる場合が多く、ご近所との関係にも配慮しやすくなります。クローズ外構にすると、庭に出るときの服装を気にしなくてよくなるという生活面のメリットも語られていました。プランの進め方は『木更津の新築外構・庭づくり完全ガイド|地域特性を活かす設計ポイント』でも整理しています。

駐車場そのものをアップグレードする2つの方法

君津市の参考施工写真:カーポートを備えた外構
参考施工写真|君津市・カーポートを備えた外構。施工事例の詳細を見る

15. 動線に意匠性の高い塗り仕上げを施す

既存のコンクリートの上からでも施工でき、好きなデザインや色で柄をつけられる意匠仕上げの工法があります。中島が現場に入って手がけている工法で、これまで壁面が中心でしたが、床面への施工も広がってきました。動画で紹介されていたのは、アプローチの床仕上げに非常に細かいラメを混ぜる方法。夜間に歩くところがキラキラと光り、帰宅するたびに気分が上がります。車が乗っても問題ない施工方法で、上から保護材をかけるためメンテナンス性も良好です。費用に対する見た目の効果が大きい選択肢といえます。

16. 駐車場用のタイルを貼る

駐車場はコンクリートがほぼ標準ですが、駐車場用に対応した本物のタイルを貼るという選択肢もあります。各メーカーから大判サイズのものが出ており、車のないときの見え方が格段に美しくなります。コンクリートは経年でタイヤ痕が目立ち、洗い出し仕上げも長い目で見れば小石が取れてくることがあります。初期投資は上がりますが、掃除がしやすく長期的な美観を保てる点が評価されていました。ガレージ内部から駐車場まで通しでタイルを貼っている住宅は、やはり見応えがあります。

15の方法を「どこに予算を振るか」で整理すると

15の方法を「どこに予算を振るか」で整理すると:予算を整理する予算を整理する01必要な工事02選ぶ仕様03進める時期
考え方の図解|15の方法を「どこに予算を振るか」で整理すると
振り替え先 具体的な方法 得られる効果
門まわり 背の高い目隠し/ゲート(くぐり門)/大判タイルの門柱 正面からの第一印象と重厚感が上がる
庭 タイルデッキ・モルタルテラス/テラス屋根/プールや足湯 雨の日も使える第二のリビングになる
光 照明の増設/デッキのフロート仕様+間接照明 夜の見え方が変わり素材が引き立つ
素材・造作 乱形石など天然石/あえて高低差をつくる 職人技と一体感で「作り込まれた感」が出る
暮らしの演出 ガーデンファニチャー・プランター・ランタン カフェのような使い方が生まれる
プライバシー 目隠しを通しで高く/素材と隣地への配慮 視線が切れて庭が日常使いできる
駐車場 意匠性のある塗り仕上げ(ラメ入り)/駐車場用の大判タイル コンクリート一択から脱却し美観が続く

木更津・千葉で検討する方へ|後悔しないための判断基準

木更津・千葉で検討する方へ|後悔しないための判断基準:条件をそろえて考える条件をそろえて考える01希望を整理02条件を確認03相談して判断
考え方の図解|木更津・千葉で検討する方へ|後悔しないための判断基準

千葉県木更津市の外構のノエル千葉木更津店には、房総エリアや千葉市周辺から新築外構のご相談をいただきます。実際にお打ち合わせをしていて感じるのは、「カーポートか、庭か」を単独の設備比較で決めてしまうと後悔しやすいということです。判断のポイントは次の3つです。

  • 車の使用頻度と停め方:毎日乗り、雨の日の乗降が多いならカーポートの価値は高くなります。
  • 在宅時間と窓からの景色:家の中にいる時間が長いご家庭ほど、リビングから見える庭への投資が効きます。
  • 夜の暮らし方:帰宅が遅い、来客が多いなら照明への投資が最も費用対効果に優れます。

また、複数社から見積もりを取るときは、同じ工法・同じ仕上げで比較できているかを確認してください。見積書の見方は『外構見積もりのぼったくり見抜き方7選|新築外構で損しないコツ』にまとめています。ご相談前の準備については『外構工事を相談する前に準備することは?依頼から完成までの流れ【千葉・木更津】』が参考になります。

仕上がりのイメージを具体的につかみたい方は、千葉木更津店の施工事例もご覧ください。ご相談は公式LINEでのご相談から承っています。

まとめ|予算の振り先を変えれば、外構の見え方は変えられる

まとめ|予算の振り先を変えれば、外構の見え方は変えられる:予算を整理する予算を整理する01必要な工事02選ぶ仕様03進める時期
考え方の図解|まとめ|予算の振り先を変えれば、外構の見え方は変えられる

カーポートに充てる予算を庭・門まわり・照明・駐車場の仕上げへ振り替えることで、同じ金額でも外構の高級感と暮らしの満足度は大きく高められます。今回の15の方法は、どれも特別な素材や大がかりな造作を必要とするものではなく、「どこにお金を集中させるか」という配分の工夫です。

もちろん、カーポート自体にも高級感が出るタイプはありますし、車を守りたいというご要望が優先されるご家庭もあります。大切なのは、設備を横並びで比べるのではなく、ご家族の暮らし方から逆算して優先順位を決めること。動画では3人のデザイナーがそれぞれの現場での実感を交えて語っているので、雰囲気やニュアンスまで知りたい方はぜひ本編もご覧ください。

植栽の管理や将来のメンテナンスまで含めて考えたい方は『庭のメンテナンス方法と年間計画|木更津で20年後も美しく保つ外構づくり』もあわせてどうぞ。ご計画中のプランについて迷われている方は、外構のノエル千葉木更津店までお気軽にご相談ください。

本記事で扱う動画の話題・発言内容の一次情報は、ノエル公式YouTubeチャンネルの元動画「【決定版】「100万のカーポート」を削って「200万の高級感・存在感」を出す家づくりの方法15選【新築外構工事】【注文住宅】(静岡藤枝店/香川店/千葉木更津店)」です。YouTube動画は商品価格・メーカー仕様・廃番・法令の公式根拠ではありません。これらは記事内に明示した各メーカー・行政の公式URLで確認し、費用は現地調査後のお見積りでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

カーポートをやめると後悔しませんか?

車の使用頻度が高く、雨の日の乗り降りが多いご家庭では後悔しやすいです。一方、在宅時間が長く庭や夜の景色を重視する方は、庭・照明へ振り替えたほうが満足度が上がる傾向があります。

外構で一番コスパよく高級感が出るのはどこですか?

動画で強く語られていたのは照明です。素材やデザインを引き立てるのは光で、照明を数か所増やすだけでも夜の見え方が大きく変わります。次いで大判タイルや植栽が効果的です。

タイルデッキとテラス屋根はセットにすべきですか?

タイルデッキだけだと雨の日に使えません。屋根と囲いまで設けると天候に左右されず過ごせる第二のリビングになるため、庭を日常的に使いたい方にはセットでの計画がおすすめです。

目隠しはどのくらいの高さにすればいいですか?

一般的な高さより上げると、リビングの床に立ったままでも視線が切れます。ただし一部だけ高くすると不自然になるため、通しで高さを揃えるのが基本です。現地の条件により最適解は変わります。

木更津や千葉市でも相談できますか?

はい。千葉県木更津市の外構のノエル千葉木更津店が房総エリアを、外構のノエル千葉中央店が千葉市を担当しています。完全予約制で、ご相談は公式LINEから承っています。

出典動画・動画の詳細

動画の見どころ(クリックで再生)

  • 0:00 予算の振り替えという発想
  • 1:05 目隠しとエントランスのゲート
  • 2:04 お庭空間を充実させる
  • 4:11 大判タイルの門柱
  • 5:26 照明を増やして浮かせる
  • 8:25 天然石・植栽・高低差
  • 12:21 テラス屋根とプール
  • 16:23 駐車場の仕上げを変える
動画の内容を詳しく読む
編集済み文字起こし

動画の字幕を読みやすく整えた内容です。商品仕様・数値は動画と一次情報をご確認ください。

本日は「カーポートを削って高級感を出す家づくりの方法15選」というテーマでお話しします。外構のプランの仕方でかっこよく見せる方法、高級感を演出できる方法がありますので、静岡・千葉・香川の3人でお話を進めます。

1つ目は目隠しです。最近は目隠しの建材が増えてきたので、背の高い目隠しで家の前を囲ってあげるのがいいと思います。

2つ目はエントランス部分にゲートをつくること。千葉県だと2台用のカーポートが主流になってきますが、そのご予算をどこに振るかという話だと思うので、くぐり門にしてダウンライトまで入れられると完成度がぐっと上がります。ゲートは工事費を入れても、見た目の印象より高そうに見えます。予算が伸ばせるなら、スクリーンや格子を入れられる仕様にするとアレンジが効きます。

3つ目はお庭空間を充実させること。前面側の駐車場とファサードは第一印象として強いので、おしゃれにしたい気持ちは分かりますが、そこで予算を使い切ってしまうのはもったいない。カーポートをやめて、その分で庭にタイルデッキを作る、テラスの屋根を作るという計画にシフトしてもいいと思います。家の中にいる時間が長いので、リビングから繋がった屋外の空間があると広く見せられます。予算的にはコンクリートで仕上げたモルタルテラスにしたこともありますが、それだけだと味気ないので、屋外用のラグマットをコンクリートやモルタルの色に合わせて敷くと、コストを抑えながら雰囲気が出ます。

4つ目は門柱です。タイルの門柱が目につきます。大判のタイルを入れるという選択肢もあり、先日は大きなサイズのタイルで作りましたが、高級感がまったく違いました。私も門柱に大判タイルを貼ったことがありますが、迫力が違います。

5つ目は照明を増やすこと。高級なホテルの前やかっこいい門柱の前は、しっかり照明が入っています。どんなに立派なエントランスを作っても真っ暗闇だとパリッとしません。ガラス、タイル、植栽を引き立たせているのは照明です。フロート階段があるように、タイルデッキをフロート仕様にして照らしてあげるだけで、デッキの上にいるときに自分たちが浮いているような感覚になります。建物の水切りの隙間にテープライトを入れたこともありますが、家が浮いたように見えて高級感が出ます。その下に草を植えるのもいいですね。

6つ目は小物関係を充実させること。プランター、ガーデンファニチャー、ラグマット、クッション、ランタンなど、意外とやっていない方が多い部分です。タイルデッキの上にファニチャーを置くだけで、カフェテラスに案内されたような空間になります。カーポートをやめた分をここに回せば、それ以上の価値に見せられます。

7つ目は乱形石です。石を使うのは加工が大事で、職人のセンスが出ます。機械で切る人と、手でトントンと割る人とでは細かいディテールが変わります。自然石なので、自然な風合いを出すには手で割れる職人に頼むのがいいですが、そこには技術量があり、作業スピードも大きく変わります。目地も、決めた寸法からわずかしかずれないように揃えるのが理想です。

8つ目は動線に植栽を増やすこと。シンボルツリー1本でも立派ですが、植栽計画を作って動線に増やすと見た目が良くなり、照明がしっかり取れれば建物全体の完成度が上がります。

9つ目はあえて高低差を作ること。玄関ポーチを大きくする、階段を建物付近で終わらせずアプローチまで伸ばすなど。建物と外構が一緒に考えられた雰囲気になります。やらなくても住めるけれど、あえてそこにお金を使うのが贅沢で高級感につながります。

10つ目はテラス屋根です。車への重要度が低いのであれば、カーポートをやめてタイルデッキの上にテラス屋根を入れ、ダウンライトも入れる。屋根を作るという点は同じで、車ではなく自分たちの空間を守るために資材と施工費を振る考え方です。屋根と囲いまで作れば、雨の日でもお茶を飲める空間になります。

11つ目はプールです。小さいお子さんのため、ペットのため、いずれ足湯に変えるなど、いろいろな考え方ができます。

12つ目は庭の目隠しを高くすること。一般的な高さより上げると感覚がまったく変わります。高い塀を作るとプライベート空間ができます。リビングの床に立っていても視線が切れる高さまでやると本当にいいですが、一部だけ高くするとそこだけ異様になるので、やるなら通しで高くするのがいいです。オープン外構の方の悩みでよく出るのが、隣の方と仲が悪いわけではないけれど庭に出づらいというもの。クローズなら多少ラフな格好でも出られます。素材は完全目隠しタイプのフェンスでも、ブロックでも重厚に作れます。ブロックだと隣地に入る必要がある場合もありますが、フェンスなら敷地内だけで工事できます。

14つ目は動線への意匠仕上げです。既存のコンクリートの上にも、好きなデザインや色で柄をつけられる施工方法があります。これまでは壁が中心でしたが、床にも施工されるようになってきました。動線の床に非常に細かいラメを入れると、夜間に歩くところがキラキラ光ります。費用よりも高級感という費用対効果が大きいと思います。車が乗っても大丈夫な施工方法で、上から保護材をかけるのでメンテナンス性も良好です。

15つ目は駐車場用のタイルを貼ること。小さいものではなく大きいサイズを各メーカーが出しているので、それを貼っていきます。駐車場はコンクリートがほぼスタンダードなので、舗装されていると車がないときにすごく綺麗に見えます。コンクリートはタイヤ痕が目立ち、洗い出しも長い目で見ると小石が取れてきます。ガレージ内部から駐車場用タイルをやられているお宅はかっこいいですし、掃除もしやすい。初期投資は上がりますが選択肢としてありだと思います。

いろいろな高級感の演出方法があり、デザイナー次第で提案も変わります。カーポートでも高級感が出る種類はありますが、他にも演出方法がありますので、ぜひお問い合わせください。

動画の出演者・解説者

中島秀人(外構のノエル千葉木更津店・外構のノエル千葉中央店 担当/2nd space株式会社)
千葉県木更津市を拠点に、新築外構・エクステリア・お庭づくりのプランニングから現場管理までを担当。外構のノエル公式YouTube「ミワの庭【外構デザイナー】」に出演し、代表の三輪禎希と外構の考え方を発信しています。

この記事は出演動画と店舗の公式情報をもとに、当店編集部が構成しています。動画の内容と一般的な補足を区別して掲載しています。

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